駅弁大学の意味

駅弁大学の意味

駅弁大学(えきべんだいがく)の意味は、戦後の1946年(昭和21年)に行われた、学制改革にもとづいて新設、急増した新制大学のことです。

当時、国鉄(現JR)の急行列車の停車する駅では駅弁(弁当)が販売されていましたが、それらがある駅には新しい大学があるという揶揄を込めていわれる言葉です。

学制改革前からあった帝国大学をはじめ、少なかった旧制大学に対して、新設置の地方国立大学がありふれたものということを嘲笑ぎみにこう呼ぶケースが多いですね。

作家・ジャーナリストであった大宅壮一は「急行の止まる駅に駅弁有り、駅弁あるところに新制大学あり」と発言し、これがこの言葉の出所ではないかと言われています。

また現在では、インターネット上で駅弁大学というときは、(地方)国公立大学のことを隠語、略語として使用・表現されることが多いです。

駅弁大学は敬遠されがち?

駅弁大学は敬遠されがち?

駅弁大学は立地条件、就職や資格取得など難関大学と比較すると見劣りする面があります。コンプレックスを持つ人もいるため、敬遠されがちなイメージです。

しかし難関大学であることが、人生において必ずしも絶対的に有利な進路とは限りません。

優れた人が全国から集まる難関大学では、自信を失ったり学習内容についていけなかったりと、挫折を味わう場面に遭遇する可能性が高いです。

折角興味や関心を持って進学したのに、好きだったことが嫌いになってしまう学生もいます。

他の秀でた学生に席を奪われて学習のチャンスを失うプレッシャーもあり、心休まる時間がありません。駅弁大学ではのびのびとマイペースに学ぶことができるのが魅力的です。

全国的には知名度が低くても、余裕を持った学生生活を送ることは人生を豊かにしてくれます。

駅弁大学は就職率が低い?

駅弁大学は就職率が低い?

就職活動が活発化している近年、一般的に駅弁大学と呼ばれている地方国立大学は、就職率が低いという話をよく耳にしますが、果たしてそれは本当なのでしょうか。

まず、昭和41年以降国立大学が格段に増えたためその難易度や希少価値が下がり、全体的に国立大学のイメージが下がってきたことがその噂の原因といえます。

以前は国立大学出身というだけで優遇された企業でも、近年では国立大学というブランドを重視しなくなっており、それが駅弁大学の就職率定価につながります。

また、設備が充実し、ネームバリューのある私立大学が増えたということも原因の一つです。

国立大学にこだわらずとも、有名私立大学にも優秀な学生が増えてきたため、国立大学を優遇する企業も減ってきました。